日本ベトナムEPA(看護師・介護福祉士受入れ)合意

政府は18日、経済連携協定(EPA)に基づき、ベトナムからの看護師と介護福祉士の候補者の受け入れを決定した。これまでにインドネシアとフィリピンから受け入れた看護師候補者の国家試験の合格率が、言葉の壁などを原因に低迷したため、入国時に初めてハードルを設け、日本語能力試験で、日常使われる日本語をある程度理解できる「N3」以上の認定の取得を求める。早ければ、来年にも最初の候補者が入国する。

 N3は、新聞の見出しからニュースの概要を把握でき、自然にやや近いスピードの日常会話を聞いて、話の具体的な内容や、登場人物の関係をほぼ理解できるレベル。N3以上の認定を受けるため、ベトナムからの候補者には、入国前に約1年間の日本語研修を実施。最初の研修は今年秋にスタートする見通しだ。
 入国後は、2、3か月の間、日本語や日本の社会・文化などの研修を行う。

 N3より幅広い場面で使われる日本語も理解できる「N2」の認定を取得している候補者は、インドネシア、フィリピンの候補者と同じく、日本語研修が免除される。

 看護師候補者になる条件としては、現地での3年制か4年制の看護課程の修了、看護師としての2年間の実務経験と、看護師国家資格の取得を求める。日本での滞在期間は最長3年で、3回まで国家試験にチャレンジできる。

 介護福祉士候補者も同様に、現地での看護課程の修了が条件となる。入国後、介護施設で3年間就業してから国家試験を1回受験できる。
 また、就労はせず、2年制以上の養成校を卒業して国試を受験する「就学コース」も設ける。