途上国の難民 震災募金

紛争や政治的迫害で途上国を追われた難民認定申請者らが、東日本大震災の被災者への募金活動を進めている。26日までに約30人から計約1万5千円が集まった。支援団体は取材に「彼らにとっては大金。故郷を失うつらさを知っているから見過ごせなかったのだろう」と話している。

 募金に応じたのは、在留資格がなく不法滞在状態で、法務省の「西日本入国管理センター」(大阪府茨木市)に収容されている人たち。収容者への面会を通じてセンターに処遇環境の改善を求める茨木市の市民団体「WITH(西日本入管センターを考える会)」が全額を日赤に送った。

 収容者らはニュースで避難所にあふれ返る被災者を見て、自発的に募金を始めた。いずれも、せっけんや歯ブラシといった日用品を買うお金にも不自由しているが、仮放免に必要な保証金から出すなどして工面した。