外国人看護師 国家試験実施

経済連携協定(EPA)に基づいて来日した外国人に配慮し、専門用語に英語を併記するなどした看護師国家試験が20日、東京など11都道府県の試験会場で実施された。

 これまでの試験では「問題文が難解で、外国人受験者に不利」と批判が続出。このため厚生労働省は今回から、病名などに英語を併記したり、難しい表現を言い換えることにした。

 この日の試験では、「脳梗塞」などの病名や外国人名、「メチシリン耐性黄色ブドウ球菌(MRSA)」といった略語の186カ所で英語名などを併記し、「絨毯(じゅうたん)」など8カ所で漢字に振り仮名を付けた。ほかにも難解な言葉や分かりにくい言い回しを、簡単な表現に改めた。

 今回の試験には5万4756人が出願。うちEPAで来日したフィリピン、インドネシアの候補者は399人。

 EPAの看護師候補者をめぐっては、昨年初の合格者が生まれたが、合格率は低調。最初に来日したインドネシア人約90人は、不合格なら今年8月に滞在期限を迎えるため、政府は来年の試験に挑戦できるよう、在留期間を1年間延長する方針を固めている。